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2009年05月08日

シンクロナイズ パンを焼く ほぼ日手帳カバー印刷

 〝患者〟 と 〝医者〟 の良い関係は、
患者の「まかせたい」という要求を、医者が如何に受け入れてくれるかに掛かっていると言われます。

 〝顧客〟 と 〝システム屋〟 の関係も同じだと言っているシステム屋経営者もいますが、それ大間違いです。

 医者の仕事は、患者を元(かつて元気だった状態)に戻すことです。このとき、患者も医者も〝元気だった状態〟のイメージはまったく同じであり、同じ目標に向かって双方が努力することになります。

 元以外にする、つまり改造人間? or 仮面ライダー?にすることは、有り得ないのです。だから、イメージのずれにより治療(プロジェクト)が混乱することは無いのです。

 ところが、顧客とシステム屋が抱く最終的なシステムのイメージは、往々にして同じでなく、かなりずれている場合も多いのです。これにより、システム屋はいつもトラブルと背中合わせで仕事をしています。

 これは、「美容整形でトラブルが多いのは、美のイメージが患者と医者でずれているから」と考えれば分かり易いと思います。

 そして、これを解決するため、美容整形ではモンタージュ、システム屋ではプロトタイプを使用しています。しかし、プロトタイプは手間とコスト、それにスパイラル開発というプロジェクト管理が必要となるため、システム開発の主流とはなっていません。

 そこで、21世紀のシステム屋には、もっと顧客とシステム屋が同じイメージを持てる安価で簡単な手段を開発することが必要となっています。利益を増やすのに日本のシステム屋経営者はやたら「精神論」を唱えますが、合理的に考えれば、今やるべきことは顧客とシンクロナイズするためのツールの開発ということになります。