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2010年04月25日

人生にはエスプリが必要だ パンを焼く ほぼ日手帳カバー印刷

 衛星放送でやっていた米国映画「幸せのレシピ」(邦題)は、フランス映画「マーシャの幸せレシピ」(邦題)のリメイク版です。

 「幸せのレシピ」の方が、画面は綺麗に構成してあるし、カメラアングルもいいけれど・・・

人間の微妙なヒダが表現できていない気がします。どのシーンも米国流にちょっと派手で、オーバーリアクションで楽天的です。

 例えば、拒食症になったゾーイに食べかけのスパゲティを持たせるシーンでは、「マーシャの幸せレシピ」には『食べるなよ』と言う台詞が入り、否定されることによって“食べる”ことに冒険してしまうゾーイの心の葛藤がよく表現されています。

 また、「マーシャの幸せレシピ」の最後のシーンでは、ケイト(マーシャ)がニックではない恋人に料理を食べさせて、「美味しくない」というコメントをもらって終わるという“エスプリ”がたっぷりと効かせてあります!

 人生は米国映画のように展開することはめったになく、旨く行かないことの方が多いのです。だから、旨く行かないことを、フランス映画のエスプリだと思って流せれば、ちょっとは生き易くなるかもしれません。